「本当は外に出たい。でもこの身体じゃ無理だって分かってるんだよね。。。」
そんな本心を悲しそうに言葉にしてくださったのは、花みずきの利用者様であるO様です。
O様は、いつも明るく、周りの人を大切に思い、そして周りを元気にしてくれるような方です。
そんなO様は、闘病中で、この半年間でも危機的な状況が何度かあり、歩行困難になったりと様々な変化で気持ちも落ち込んでいました。
そんなある日、O様は、自分では無理だと思っていても、しっかりと花みずきを頼ってくださり、「外に出たい」、「エビとカニを生まれて初めて食べてみたい」と看護師に伝えてくれました。
花みずきでは、何気ない一言でも、その人の根底になる意志にとことん向き合います。
そのため、O様の意志を実現したいという思いから、花みずきのO様チーム全員が立ち上がり、どうすれば実現できるかを日々検討を続けました。
そこでは、何がリスクで、何が必要か、そしてそれをいつ、だれが、どのように対応すればカバーできるか等、様々な観点から議論を行いました。
そして、「ランチ会」という結論に至り、なんとか形を見出すことができました。
もちろん、花みずきだけでなく、福祉用具、介護タクシー、お店など関係機関とも、導線も含め、密に相談してきました。
そしてなんとか実現できるというところまで進めることができました。
それを本人とご家族様にお伝えすると、非常に驚いた様子でした。
O様は、その話以来、エビやカニの食べ方を練習したり、お礼を言う練習もされていました。
そして、迎えた当日。
看護師がO様に化粧をするなど、おめかしされ、ランチ会へ出発されました。
お店の方の協力もあり、問題なく、特等席に座られました。
そして、ご希望のエビやカニなどが食べやすい形で提供され、本人も一口食べるごとに「美味しいわー」と嬉しそうでした。
その後、昼休みを迎えた花みずきの看護師も、続々とお店に集まり、賑やかなランチ会となりました。
そしてみんなで記念撮影を行い、ランチ会は無事に終わりを迎えました。
そんな最後には、O様が「本当にありがとう。本当に楽しかった」という言葉を口にされました。
その後、無事に帰宅され、ご家族にもご報告させていただくと、ご家族様も感動され、大変感謝されました。
O様やご家族の日々の頑張りや笑顔に、花みずきの職員も励まされ、そして「ありがとう」という感謝のお言葉が、更に職員の力に変わっています。
そのため、「いつもありがとうございます」と、花みずきとしてもしっかりと感謝の気持ちを伝えました。
これからもO様の暮らしや意志に寄り添い、伴走しながら支援させていただきます。本当にありがとうございました。
「利用者様の意志を形にする」
そのためには、出来ない理由を探すのではなく、出来るようにするためにはどうするかを徹底的に考えます。
花みずきでは、そうした方向性を全員がもち、自らが積極的に動く、そんなチームです。
そして、常にその方の人生に寄り添い伴走する。それを当たり前にできるのが花みずきの強みです。
花みずきは、今後も医療観点だけでは決してなく、その人の暮らし・人生全体という観点から可能な限りの支援を行い続けていきます。






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